「極座標」というのは前にも書いたようにいかにもPhotoshopらしいツールの一つだといえるかもしれない。KPTのTips本などでも「極座標」にまつわるワザがさかんに取り上げられている。
だが、こういうツールは使い方に気をつけないと、自分の作品が単なる「KPT東京支店」(別に福岡やいわきでもいいのだけれど…)の看板に成り下がってしまう危険性を秘めている。
「逆光」などもまたPhotoshop丸出しな要注意ツールといえる。
ひところはノッペリとしたいかにも平面的な画風なのに無理矢理に逆光をかましているマンガ家のセンセー方を見かけたものだが、あれは巨根のタラちゃんを見てしまったような気まずさがあっていただけない。
上の作例の逆光もハッキリ言って「必然」というよりは誤魔化し的使用だけど、これは「男の手抜き料理的方法論」、つまりラクしてそれなりに間を持たせるための裏技ってことで…。